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二人静

さて、今日は文様の話。

ペンネームに使わせていただいている「二人静(ふたりしずか)」。(素敵な名前を使ってますねってお声をいただきました~。ありがとうごいざいます♪)

実はこれは、茶道の世界で珍重されている名物裂の名称からとったもので、表具師の祖父から小さい頃に教わった裂地の中で、とくに気に入っている文様です。

現物が今手元にないため、こちらでチェック… 

鳳凰(ほうおう)が向かい合って円紋になった意匠です。
名称の由来は、能の「二人静」からきていると言われています。桃山時代の大名茶人、織田有楽(おだうらく)所持の茶入に使われており、有楽が能「二人静」の名人だったことによるとか、また、足利義政がこの裂で作った装束を着て能を舞ったからなど、諸説残っています。

こういった茶の裂地は、もともとそれ自体につけられた名前ではなく、所有していた人、使われた場所などに由来することが多く、名前だけ聞いても形はぴんとこなかったりします。
でも、由来を知ると一つ一つの名称そのものに歴史が感じられ、また、その名の響きが素敵であったりして、とても魅力を感じます。

もとになった「二人静」の能は、吉野勝手明神の神職の使いで菜摘にでかけた女に静御前の亡霊が乗り移り、舞を舞ううちに静御前の霊が現れるというものですが、能舞台では面をつけた二人の舞い手(菜摘の女と静御前の亡霊)が全く同じ舞を舞うため、とても難易度の高いものとされています。(余談ですが、私の習っていた宝生流では見たことないな~と思っていたら、観世、金春、金剛、喜多の四流でしか舞われないのですね。。。)


二つのものが同じでありながら異なるもの…。両者の間の緊張感が、またなんともいえない世界を作り上げます。この文様にも、そんな緊張感が出ていますよね。


この能「二人静」の名からとったものの中には、茶花に愛用される植物もあります(
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プロフィール

二人静◇

Author:二人静◇
京都在住の東京人。
小さい頃から表具屋の祖父にくっついて美術館、お茶会、能楽堂に通ううち、日本の芸術文化のとりこに…。
心豊かな和美・茶美らいふを送りたいと思います。

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