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その蓋には理由がある

お茶をされている方ならお馴染みの茶入

江戸時代初期までは、一国一城の価値があったともされる、お茶の世界では重要なアイテムです。

この茶入、どんな焼き物でつくられていても、蓋は基本的に象牙が使われています。

でも、なんで象牙なんでしょう。

これは、蓋を開けるときに身と蓋があたって大事な陶器の口造りが傷つかないようにするためです。蓋も陶器だと、開閉時にコツンと音もなって無粋ですよね。

でももう一つ、大事な意味があったと言われています。


戦国時代、敵のお茶に毒を盛るということがよくあったそうですが、象牙には毒物に近接すると自ら割れるという性質があったとされ、それを見極めるために茶入の蓋に用いられたのだそうです。

象牙が勝手に割れるって…?!ちょっと迷信のような気もしますが、昔、中国の皇帝が象牙の箸を用いていたのは、主に青酸系の毒物に反応して色が変わる性質を持っていたからという話もあるので、象牙がそういう性質を持っていたことは、広く知られていたのでしょう。

しかも、茶入は象牙の蓋裏に金箔を貼りますが、この金箔も毒物(水銀)に反応すると色が変わります。



「いい牙蓋(げぶた)ですね~」なんて道具の前で話しますが。


命がけの歴史から生まれたスタイルだなんて、知りませんでした…。




余談


金属の中では最も酸化されにくく、安定した金属であるとされる「金」。

実は、水銀でぼろぼろになります。

なので、水銀体温計などお持ちの方は、金のアクセサリーのお近くに置かないようにしてくださいね。

うっかり水銀がかかると、18金も台無しです。
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comment

Secret

西洋料理にも、興味深い歴史があるんですよ♪
学校で習いました!


王様や偉い人が使う銀のフォークなどは、やはり毒に反応するからなのですが、それ以外にも…

例えば、レディーファースト。
そもそもは、もし部屋に入った瞬間敵に攻撃されても、食べ物に毒が盛られていても、女性が盾となり、戦に行く男性を守るために行われていたそうです。

男性の正装のネクタイも、王様が人前に出る時、万一に備えて、首を守るためスカーフ(だったかな?)を首に巻いていたののなごりだとか。

また、西洋料理では食事中ずっと手を机の上に置いておくのがマナーなのですが、これも机の下で毒や武器をいじれないようにするため、またはそれを証明するためだったというのです。

ビックリですよね

うわー、ツージーのブログ、すっごい勉強になる!!
やっと、お道具の名前とか覚えてきたからかもしれないけど、思わずへーってうなっちゃいましたv-21
またいろんなこと教えてねv-238

>バナナメロンさん
初コメントありがとう!元気ですか~?
すごい!専門学校ともあって、料理だけでなく歴史的な勉強もつっこんでするんだね~。
西洋のマナーも、実はそんな含みがあったなんて知らなかった…!ためになります
>ユミさん
ありがとう!褒めすぎよ~ただの雑学なのよ~(笑)。

でも、知ると面白いことっていっぱいあって、そんな毎日に溢れていると幸せを感じちゃいます。
ユミさんからもお茶のいろんな情報いただいてますよ~。こちらこそまたいろいろ教えてね!
プロフィール

二人静◇

Author:二人静◇
京都在住の東京人。
小さい頃から表具屋の祖父にくっついて美術館、お茶会、能楽堂に通ううち、日本の芸術文化のとりこに…。
心豊かな和美・茶美らいふを送りたいと思います。

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