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日本茶イベントいっぱい 1

今月は、休みほとんどが日本茶のイベント参加でした。


2月6日 シンポジウム「お茶の健康と科学」 

主催 茶学術研究会、社団法人静岡県茶業会議所
場所 相愛大学(大阪市住之江区) 

お茶に関して、様々な視点から専門的に研究されている方々の講演会で、普段はなかなか聞けない貴重なお話をたくさん聞くことができました。


内容は…

「抹茶の現状と未来」
日本茶インストラクター協会理事 桑原秀樹

「茶粥習俗の起源・分布・伝播」
相愛大学人間発達学部発達栄養学科教授 早川史子

「茶の香気生成機構の解明とその利用」
京都大学名誉教授 坂田完三

「緑茶抽出物による生活習慣病予防効果とそのメカニズム」
大阪市立大学大学院生活科学研究科准教授 小島明子

「緑茶カテキンの脳卒中予防効果」
近畿大学医学部 薬理学教室 助教 田渕正樹


とくに面白かったのは、坂田先生の講演で、台湾の東方美人の製法を例にした「お茶はいじめたほうが香りがよくなる」というお話です。この話を聞いたときにふと思い出したのが、香水にも使われる麝香(雄のジャコウジカの腹部にある香嚢から得られる分泌物を乾燥した香料。)
お茶に限らず、生物は興奮したり、危機を感じたり本能的に奮いたつことがあると、香りを発するものなのかもしれない…と思いました。
お茶って、何百という香り成分が合わさってあの香りを作っているんですよね。まだまだ解明できていないそうですが、精神的にとても落ち着くいい香りだと思います。今後もいろんな活用ができそうですね。


他の先生のお話も、インストラクターの勉強をしていくうえでもすごく役立つお話だったので、本当に有意義な時間でした。

この日ご一緒させて頂いたのが、ティー太さんとけいちゃん☆さん。お茶好きのお仲間と和気藹々いろいろお話できて、楽しい一日でした。

その蓋には理由がある

お茶をされている方ならお馴染みの茶入

江戸時代初期までは、一国一城の価値があったともされる、お茶の世界では重要なアイテムです。

この茶入、どんな焼き物でつくられていても、蓋は基本的に象牙が使われています。

でも、なんで象牙なんでしょう。

これは、蓋を開けるときに身と蓋があたって大事な陶器の口造りが傷つかないようにするためです。蓋も陶器だと、開閉時にコツンと音もなって無粋ですよね。

でももう一つ、大事な意味があったと言われています。


戦国時代、敵のお茶に毒を盛るということがよくあったそうですが、象牙には毒物に近接すると自ら割れるという性質があったとされ、それを見極めるために茶入の蓋に用いられたのだそうです。

象牙が勝手に割れるって…?!ちょっと迷信のような気もしますが、昔、中国の皇帝が象牙の箸を用いていたのは、主に青酸系の毒物に反応して色が変わる性質を持っていたからという話もあるので、象牙がそういう性質を持っていたことは、広く知られていたのでしょう。

しかも、茶入は象牙の蓋裏に金箔を貼りますが、この金箔も毒物(水銀)に反応すると色が変わります。



「いい牙蓋(げぶた)ですね~」なんて道具の前で話しますが。


命がけの歴史から生まれたスタイルだなんて、知りませんでした…。




余談


金属の中では最も酸化されにくく、安定した金属であるとされる「金」。

実は、水銀でぼろぼろになります。

なので、水銀体温計などお持ちの方は、金のアクセサリーのお近くに置かないようにしてくださいね。

うっかり水銀がかかると、18金も台無しです。

結果が来るまで…

今月11月8日、日本茶インストラクターの一次試験を受けてきました。

今まで受けた資格試験の中で最もがんばりました。もう一度受けろと言われたら泣くくらい(笑)。

だから結果がくるまで毎日気が気でありません。それより早く二次の対策した方がいいんでしょうが…。


はー…早く結果来てー…。

夏休み  ~奈良で夕涼み~

夏は夜カフェを楽しみたい…!そんなことを考えていた頃、奈良県庁の展望スペースで「空中大和茶カフェ」が期間限定オープンすることを知りました。



行きたい…!!


そんなわけで、お盆休みの初日、今年初の単衣を着て彼氏と奈良へ行ってきました。


午後に近鉄奈良駅到着し、近くの猿沢池方面へ。五重塔下の五十二段横にある旅館「よしだや」のラウンジに素敵なカフェを発見。

まずは一服。

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水出しの玉露が、優しく喉を潤します。一緒のお菓子はのどごしのよい寒天です。


さて、まだまだ時間はあるものの、ちょっとのんびりしたいので、近くの奈良国立博物館の常設展を見学。
普段美術館にこない彼氏を退屈させないために(笑)、仏像一体一体にふきだしをつけるとしたら…という遊びをしていたら、意外と楽しんでいる様子。関西人のプライドか、面白いネタを思いつく限りしぼりだしていました…。
あ、どんなネタだったか忘れましたが。


そうこうしているうちに、6時近くなり、県庁へ。
こんなイベントでも無い限り、まず来ないであろう場所…。


展望スペースにあがると、奈良の町が目の前に広がります。興福寺の五重塔をこの角度から見るのは初めて…。IMG_0820.jpg

茶会は入れ替え制の全3回。1回20名です。
受付を一番乗りですませたら(もちやさんに早めに行くようアドバイスいただき、ほんとに助かりました!ありがとうございます!)、茶会が始まるまで、景色をみながらぼんやりしていました。


黄昏どき…。この時間が一番好きです。


さて、7時。はじまりの合図とともに、ワンフロア上の階へ。
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落ち着いた配色のしつらえ(奈良の麻布などで演出されています)と音楽、そして、目にすずしい冷茶のオブジェが…。
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まだ暮れきらない奈良の景色が雰囲気を添えています。



最初に冷茶がだされました。

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あまい…というより、うまい…!
彼も同じ感想のよう。
ダシのよく利いた煎茶(あくまで玉露やかぶせ茶とは違う)…というかんじでした。

さあ、ここからはお茶のプロが腕を披露。日本茶をおいしく飲むコツを説明しながら、十人分をそれぞれの急須で入れてくれます。四、五人分を一度に入れることはしないんですね。全員を同じ条件で飲ませるためなのでしょうか…。20人分の同じ急須が並んでいる様は、なにかの実験のよう…(笑)。
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お茶が運ばれてきました。
お菓子は、紫蘇の葉でくるんだ生麩まんじゅう。


やっぱり、「旨い」お茶だな、と思いました。このアミノ酸的な味が、夏にはいいかもしれません。


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最後にはポン酢でいただきました。


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おみやげです。「茶農家の思い」のパンフレットが添えられていました…。


いいお茶会でした~。また来たいと思うイベントです。

帰りにならの燈花会を見て…
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降られました~。

傘はもっていたものの、あまりの強い雨にびしょぬれになって帰ってきました。

ま、水もしたたるなんとやらってことで。


生産家はえらい!


今日は朝7時から、宇治・白川の農園にて、茶畑の草引きの手伝いをしてきました。

笑ってください。私、草引き初体験です。

しょうがないじゃーないか、東京の渋谷育ちだもんで。(無意味な都会育ちアピール)

大変だとは聞いていましたが、いや、本当に…大変ですね。

畑は3月に訪れたときとは全然違い、かなりぼうぼう…。(ましな方とは聞きましたが…。)

ここの畑は無農薬なので、除草剤はまかず、草引きも手作業ですから、その作業の膨大さがうかがえます。


この時期の草引きは朝早くから始めます。でないと、日中は気温も相当高くなるので、危険…。

午前中はまだ涼しいほうかな、と思って始めると、9時過ぎる頃には茶畑に日がさしはじめ、かなりの暑さに…!また、昨日は雨も降ったため、全身ぬれた土でぐちょぐちょ…。

ただ、初めてということもあり、ただただ夢中で、しかも要領を得るまではかなりもたついていましたが、きれいになっていく様子をみるのは気持ちよかったです。初めて草刈機も握らせていただきましたよ。気分は「おもひでぽろぽろ」といきたいですが、もっとシビアなもんです(笑)。

ところどころ休憩を挟みながら、11時半まで。四時間半いてもほんの一部をきれいにしただけ。

いや、生産家ってすごい、すごいもんだ~と改めて実感した一日でした。

帰りはおみやげにお茶と無農薬野菜をいただきましたよ。



プロフィール

二人静◇

Author:二人静◇
京都在住の東京人。
小さい頃から表具屋の祖父にくっついて美術館、お茶会、能楽堂に通ううち、日本の芸術文化のとりこに…。
心豊かな和美・茶美らいふを送りたいと思います。

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